認知症 ※早期発見のポイントは記憶障害 (物忘れ、怒りっぽくなったり・・・

ピック病やヤコブ病など

認知症の全体の割合から見ると少ない病気ですが、治療困難かつ重篤な病気ですので、ここでは認知症の原因となる病気をいくつか紹介します。

■前頭側頭葉変性症(ピック病)
ピック病は若年性認知症のひとつであり、若年性認知症は40~50歳代に発症するといわれています。
ピック病は名前のとおり、脳細胞の前頭葉かた側頭葉にかけて萎縮がみられます。この前頭葉と側頭葉が傷害されるとそのひとの性格に大きな障害をもたらします。
前頭葉の障害ではふざけ症、側頭葉の障害では粘着性や爆発性の現れるため、感情の抑制がきかず暴力行為や暴言、ふざけ、執着など元来の性格に無かったような言動が見られます。
また、いつもと同じ道を同じように歩き続ける様子も見られますが、これはアルツハイマー型認知症にみられる徘徊とは異なり、道に迷ってしまうことがないのが特徴と言えます。
進行すると記憶障害や言葉が出ないなどの神経症状が現れ、最終的には重度の認知症に陥ります。しかし原因や治療法についてはまだ解明されていません。 近年では脳血流を活発にする治療などによって進行を遅らせることは可能と考えられています。
■皮質基底核変性症
脳細胞の大脳皮質基底核と呼ばれる部位が傷害されて起きる認知症です。
この部位が傷害されると錐体外路障害と呼ばれる症状が現れ、不随意運動(手足が小刻みに震えたり、大きく振ったりします)や麻痺のない筋力低下、パーキンソン病に見られる小刻み歩行が見られます。
またこれらの症状が身体の左または右側のどちらか一方に強く現れるのが特徴です。
アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症のような典型的な症状が少ないため、確定診断が難しい認知症のひとつです。
発病年齢は40~80歳代と幅広い年齢層にわたりますが、ピークは60歳代と言われています。現時点では有効な治療方法や進行を遅らせる治療がありません。
進行の度合いには個人差がありますが、症状はゆっくり進行すると言われているため、発病後寝たきりになるまでに5~10年と言われています。
■クロイツフェルト・ヤコブ病
全身の不随意運動と急速に進行する認知症が現れる病気です。これはプリオンと呼ばれる異常変化したたんぱく質が脳神経に蓄積し発症します。
異常プリオンが蓄積した脳神経は機能が傷害され、異常行動や性格変化、軽度の認知症状、視覚異常、歩行障害などが出現し、数ヶ月以内に認知症の症状が急速に進行します。
発病から半年以内に自力での動作ができなくなり、最終的には動くことも話すことも出来ないような重篤な寝たきりになります。
発病して1~2年以内に全身衰弱、肺炎などで死に至るケースが多く見られます。この病気の治療方法は現在明確にされていません。
■進行性核上性麻痺
この病気は脳神経の中でも基底核、脳幹、小脳といった特定部位の神経細胞が減少し、障害が生じる病気です。
最初は転びやすかったり、しゃべりにくさが症状として現れ、進行するにつれ眼球の動きが悪くなり下の方が見えにくくなる、認知症、飲み込みの障害などの症状が現れます。
発病時にはパーキンソン病に見られる小刻み歩行や動作の鈍さが見られますので確定診断つきにくいこともあります。
発症年齢は40歳以降の男性に多いと言われています。しかしこの病気にかかりやすい生活習慣などは発見されておらず、発病の原因は明確ではありません。
■正常圧水頭症
脳室が拡大されていて、なおかつ特徴的な症状があるものの、頭の圧力は高くない特徴をもつ水頭症です。
歩行障害、認知機能障害、尿失禁を3大症状とし、認知症状に関しては自発性や意欲の低下、注意力障害などがみられます。
呼びかけや問いかけに対する反応が鈍くなり、注意散漫が見られます。また、歩行が不安定になり、一日中テレビを眺めていたり、ボーッとしたりする姿もみられます。
他の認知症と違い正常圧水頭症は治療が可能なので、上記のような症状のある方は早めに病院を受診しましょう。
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【概要】認知症の全体の割合から見ると少ない病気ですが、治療困難かつ重篤な病気ですので、ここでは認知症の原因となる病気をいくつか紹介します。 ■前頭側頭葉変性症(ピック病) ピック病は若年性…

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